鳥取市の中心市街地は、空地や駐車場などの低未利用地が、平成15年からの4年間で約2.6haも増加し、また、昭和40年代に全市人口の約2割を占めていた中心市街地の人口は、現在では約6%にまで落ち込んでいます。
また、市民を対象に行ったアンケート調査では、約20%の方が街なかに住んでみたいと回答されながらも、多くの方が郊外等を選択されているのが現状です。
こうしたことを踏まえ、平成21年3月に建築、金融、まちづくり等に関する有識者からなる「鳥取市街なか居住推進調査研究会」より、「街なか居住の推進に向けての提言書」が提出されました。
この提言を受け鳥取市では、市の駐車場用地に「定期借地権方式※1 によるコーポラティブハウス※2 」をモデルとして建設していただける事業者(コーディネータ)を募集したところ、「まちムラの会」が最優秀提案者として選定されました。
今後、「まちムラの会」が提案する事業計画で、コーポラティブに参加していただける方々を募集し、事業の実現手法を公開していくことによって、現下の厳しい経済情勢を勘案しながらも、民間活力による継続した街なか居住の展開を図っていきたいと考えています。
※1 地主は土地を賃貸し、その土地に借地人が住宅を建設します。土地購入費が無いため、手頃な価格で中心市街地の住宅地にふさわしい中低層の住宅を供給することが可能です。
近年はそうしたニーズも高まりつつあり、定期借地権を活用している自治体も少なくありません。
※2 自ら居住するための住宅を建設しようとするものが組合を結成し、戸建て注文住宅と同様に設計段階から共同で好みの住宅を建設する方式の住宅です。
直接設計者と打ち合わせを行い、設計を進めるため、自分のライフスタイル、感性に合ったこだわりの住空間をつくることができ、また、自然とコミュニティが育まれます。 |